第117回例会（2007年6月）

ＮＬＴ

嫁も姑も皆幽霊

−妻も先妻も母親も？−

　圭輔は老舗の和菓子屋の跡取り息子だが、家業は継がず先代からの職人に任せきりで、作家となってこの家で暮らしていた。しかし、１人息子が進学のため独立すると、妻は病死。翌年には母親もなくしてしまった。その後寂しさから読者であった若い女性と再婚。楽しくはあるが他人にはいえない寂しさも感じていた。そこから物語は始まる。
　幕が開くと近所の人たちが詰め掛けている。町内の寺がマンション建設のため墓地を縮小するというのだ。皆は檀家代表の圭輔に交渉に出向いてほしいというのだが、無関心を装い追い返してしまう。すると突然雷鳴が轟いて現れたのは・・・先妻の幽霊。「嫉妬して出てきたのか」「まさかお義母さんよ。私はあの世でも姑で苦労してるのよ」そこへ、母の幽霊が現れた。ニッコリほほ笑んで「あら、嫁が二人になったね。ウフフフフ・・・」

脚本：演出：池田　政之
主演：田村　亮／音無　美紀子／川端　槙二・他


感想文集より
○　「嫁も姑も皆幽霊」期待通りのお芝居でした。こんなに笑ったり、泣いたりしたのは久しぶりで感動しました。内容がすべて共感出来て「そう、そう」でした。これからもこんな人情喜劇観たいと思います。　セイレーン


○　現実ではありえない幽霊のお話。NLTがおもしろおかしく、又ホロリとさせる芝居にして見せてくれ、大いに楽しみました。二枚目俳優の田村亮さんが三枚目を、前妻役の音無美紀子さんがはじけて・・・！　姑役の鳳八千代さんがしっとりといい味を、あんな風にあの世から訪問者があったらと思ってしまいました。　カトレア２


○　私達は今回は６月担当で、花束をあげる役になりました。私は誰かなと思っていたら、なんと田村亮さんでした。私は主役の田村亮さんでうれしいのと、握手を受けてくれたので胸がドキドキでした。今回６月・虹の会作品は楽しく笑って観られました。　さくら草平戸


○　印象に残った。「ありがとうございます」　運営サークルに参加し、搬入・搬出を担当しました。スタッフ（俳優）さん達、とてもユーモアがあり、楽しく作業ができました。又、その度毎、「ありがとうございます」とねぎらいの言葉をかっけていただいたのが、とても印象的でした。お芝居も気軽に楽しめて、とてもよかったです。　　華の会

戻る